1938年にデビューしたVWビートルは、細かなマイナーチェンジを繰り返しながら2003年まで製造され、世界中で愛用されました。1971年には空冷水平対向エンジンをリアに搭載する基本設計はそのままに、フロントサスペンションを従来のトーションバーからマクファーソン・ストラット方式に変更した1302シリーズを追加。膨らんだボンネット形状になったのが特徴です。1973年にはウインドシールドが大きく湾曲した1303シリーズへとマイナーチェンジ。テールランプも大型化されました。1303は1300cc、1303Sは1600ccエンジンを搭載します。1303シリーズは1975年を最後に製造中止となり、それ以降はトーションバータイプが継続生産されましたが、コンバーチブルは1303Sをベースとして1979年まで製造されました。