初代CR-Vは1995年10月にクリエイティブ・ムーバーシリーズの第2弾として登場しました。クロスオーバーSUVでありながら、当初は全車コラム4速AT・4WD車のみの設定で、当時としては珍しい「排気量2.0L以下の3ナンバーSUV」であるなど、悪路走破性よりも居住性、実用性を重視したモデルでした。エンジンはVTEC機構非採用のB20B型のみの搭載でしたが、軽量なボディとも相まって動力性能は十分なものでした。当初は右ハンドルのみ・日本国内専用車として開発され、輸出仕様車の生産予定はありませんでしたが、来日した北米ディーラーの社長から強い要望があり、急遽左ハンドル車が開発・世界各国に輸出され、海外でも人気を博する大ヒット車となりました。