アオシマと言えば!の商品の一つに「デコトラ」がありますが、「デコトラ」と聞いた時にどんなものを想像するでしょうか。
自分の好きな一台を思い浮かべた方もいれば、ギラギラで大きくて派手なトラックをぼんやりと思い浮かべた方もいると思います。様々な事情から最近では見かける機会が少なくなった派手なデコトラですが、根強い人気は続いており、現在も全国各地でイベントが行われています。
「デコトラ」という言葉や存在は知ってるけど…な方は、ぜひプラモデルを入口にデコトラの世界に足を踏み入れては如何でしょうか。
大きな絵と電飾ギラギラで想像されがちなデコトラですが、そもそもは仕事で使うトラックを実用性の面から加工したのが発祥と言われています。つまり、仕事でトラックを使う方が、少しでも仕事がしやすいようにカスタムしたということですね。
そこから某映画の人気も相まって、実用面でのカスタム以外でも、見た目を自分の好きなように装飾していき、一般的に想像されるような派手なデコトラが大流行しました。
しかしながら、取り締まりの強化や世間の目もあり、派手なデコトラは敬遠されるようになります。コンプライアンスの関係で、取引先から「デコトラ出禁」を言い渡されたドライバーもいたようです。そういった複数の要因が重なり、今では道路を走っている姿をめっきり見なくなりましたね。
とはいえ、デコトラ人気がなくなったわけではありません。仕事では使えなくなっても趣味用として維持管理していたり、派手ではなくとも分かる人には分かるような加工をしていたり、少しずつ楽しみ方に変化はあるものの、デコトラはまだまだ人気があります。
アオシマのデコトラシリーズも、そんなデコトラ好きの方々に支えられてシリーズを復活させることができました。
過去発売していたデコトラの一部を改良し、リニューアル新商品としてリリースしています。
そんな新しいザ・デコトラシリーズ第5弾が、いよいよ発売となりました!
ザ・デコトラ No.5
「一発屋」
デカ箱ダンプが特徴的な一発屋が、約20年ぶりに再登場です。
冒頭にも書いた通り、デコトラといえどそもそもは仕事をするためのトラック。つまり、仕事内容(何を運ぶか)によってベースとなるトラックも様々です。
・一般的にイメージされる荷台部分がフラットな平ボディトラック
・荷台が箱型になったバンボディ、ウイングボディトラック
・冷凍食品や生鮮食品を運ぶため冷凍・冷蔵装置が付いている冷凍冷蔵車
・土砂や農作物などを運ぶための箱が特徴的で荷台が傾いて積み荷を降ろせるダンプ車
・ガソリンやガスなどを運ぶための楕円形の荷台が特徴的なタンクローリー
などなど。
一発屋はダンプ車となりますが、他のトラックでのデコトラが気になるという方は、ザ・デコトラシリーズの他のナンバーもぜひチェックしてみてください。
〈一発屋 旧パッケージ〉
〈一発屋 新パッケージ〉
専用デカールやダンプアップギミックなど、当時の雰囲気はそのまま再現しつつ一部の成形色を変更。キャブ・荷台には新規にメタリックブラックを、シャーシは通常のレッドからラメ系レッドを採用しています。
この赤いシャーシですが、デコトラでは割と定番なカラー。もとは魚などを運ぶトラックが錆び止めとして塗っていた塗料の色ですが、見た目的なかっこよさから、水産物を運ばないトラックも赤色や赤ラメで塗装するようになりました。
メッキが映える黒色ボディ、ダンプアップした時にがっつりと現れる赤色、あえてゴテゴテに飾り付けないシンプルさ、シックでかっこいい仕上がりになっています!
また、ホイールも新しく22.5インチのものを採用!
担当企画員が組み立て検査で大分苦労していました…。組立図にも記載してありますが、タイヤを揉んで体温で少し温めてから嵌めるといいそうです。
余談ですが、旧キットを購入されている方にはちょっとした朗報。
組立図もちゃんとリニューアルしています。ちゃんと読みやすいです。
ぜひ新しい一発屋を組んでみてください。
実はアオシマで商標登録しているデコトラ。古き良き時代の勇ましいトラックの姿をこれからもお届けしていきますので、ぜひご注目ください!
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8,800円(税込)
2024年9月発売